中川晃教コンサート 2019「I Sing ~Soul Beat~」

2019年11月3日(日) 17:30~ (日本青年館ホール)
さん
園田涼さん(Pf./Band Master)、北島優一さん(Guitar)、小林修己さん(Base)、髭白健さん(Drams)

三連休のど真ん中にセッティングされたコンサート。翌日のファンクラブイベントとどちらに行くべきか悩み、やっぱり歌が聞きたいなとコンサートを選んだ。両方出かけるという選択肢は、今はちょっと無理。
でも、これが今年の最後のステージなので、結果としてこちらを選んでよかったと思う。

会場は、椅子はいいけど動線が最悪なホール。あれはなんとかならないのかね…。事前に告知のなかったグッズの売り場も、並ぶところが狭くて大変そうだった。


で、コンサート!
アーティスト中川晃教がギュッと詰まったとても素敵なステージだった。副題にあるようにbeatを感じさせるサウンドに圧倒された。

衣装も素敵だった。赤のインナーに白のジャケット、サイドにキラキラのラインが入った黒のパンツという、すっきりとした組み合わせ。それだけでもかっこいいが、バンド形式のコンサートで自由に歌うアッキーは、本当に本当にかっこいい。

2曲目に入ったところで、「あ、今日も攻めてるな」と思った。アコースティックな編成やフル・オーケストラとのコンサートなどでは、場に合わせてかしこまっている感じがあるけれど、こういうときはそうではない。自由に全開で自分をさらけ出し、音楽を楽しんでいる。これがやっぱり彼の本当の姿かな、と思った。

私はアコースティックなコンサートの方が好きなのだが、バンド形式のものを見るたびに「やっぱりこっちが本当の姿」と今回と同じような印象を受ける。そして、なんとなく悔しくもなる。そのくらい魅力が爆発する。

今回のサポートメンバーは、園田さん以外は初めましての方々。アッキーと同年代くらいなので、音にも若さが感じられた(未熟という意味ではなく)。
一番印象に残ったのはドラム。低音のドラムを多用して、コンサートのタイトルを体現するような演奏だった。「粒子」のときなんて和太鼓でも叩いているのかと思ったくらい力強かった。

オープニングの「ウィーウィルレットユーゴー」は、原形を留めないくらいのアレンジで、サウンドは若いのにアレンジは大人びていた。毎回何曲かはこういう斬新なアレンジがあってびっくりする。
逆に「I WILL GET YOUR KISS」が弾き語りなのは、やはりこだわりなのだろうか。

セットリストは、主に初期とごく最近の曲とでまとめられていた。アッキーはよく、初めて聞きに来てくれるお客様にも楽しんでもらえるように、というけれど、ミュージカルのアッキーしか知らない人が「I Sing」に来たら、バンド好きとかでない限り最初は呆気にとられると思う。私も未だに戸惑うときがある(苦笑)。

今回は、一緒に歌いたいから覚えてきてねという課題曲があった。それが「恋のGPS」。昨年の「I Sing」で披露されたそうだが、確か昭和歌謡をイメージして作ったんじゃなかったっけ。そんな感じの、ちょっとかわいらしい一曲。

でも、一緒に歌おうというのを4曲目に持ってきちゃうのがアッキー。もっと後半にくるかと思いきや。かっこいいとかわいいの間も自由に行き来する(笑)。

「White Shiny Street」では、ギターと声で掛け合い、対決。エレキギターに挑むシンガー、初めて見た

定番になってきた「Can't Take My Eyes Off You」はJB用の日本語歌詞で。「あのミュージカルが、あの劇場に!」ということで帝劇進出記念かな。そして今日の歌い方、すごくよかった。力みがなくて自然で。本家フランキー・ヴァリ氏の歌を実際に聴いた影響だろうか。

「粒子」を歌う前に、「楽しんでますかー?」「イェーイ!」みたいな感じで客席とのやり取りがあって、「はい女性」「イェーイ!」「次、男性ー」の後に、すごい大きな声で「イェーイ!」が聞こえてびっくりした。それはなんと和樹マンこと加藤和樹さんだったらしい。さすがによく通るいいお声だった。一緒になって盛り上げてくださるなんて、いい人だ

後半はガンガン飛ばして歌のシャワー状態。はー、すごいなあぁぁぁ…。
今日は照明も凝っていて美しかった。ちょっとまぶしかったけれど、アップテンポの曲にもしっかり合わせていて視覚的にもすごくかっこよかった。「音楽が消えることのないDANCE FLOOR」の最後なんてとても絵になる感じで、スローモーションみたいに見えた。


アンコールでのアッキーは、無茶ぶり即興ミュージカル風でバンドメンバーを慌てさせていた。最初は自分のことをいつものように歌う。今日も泳いでから来たんだよ、とか。それに合わせる園田さんのピアノがアッキーの歌とばっちり合っていて、あれは本当に即興なのか、コード進行だけは打ち合わせしてあったのか、聞きたい!と思った。

園田さんはさすがに慣れてきたようだが、「今日何してきたの?歌ってみて」には「アッキーさん、さすがにそれは酷いよ~」とどんどん暗い曲調に…。でも今日はほかにも人がいる、とバンドメンバーに振る(お三方はいやいややめて、と手を振ったり首を振ったり)。

最初にターゲットにされたベースの小林さんはテンパりながらも頑張った。まさか歌うことになるとは思わなかっただろうけど。「音楽で表現してみて」って、いきなり言われたらやっぱり困るよね。「そのビートが日本人ぽくないね」と歌うアッキーに出身はと問われ、答える瞬間にみんなが音を止めて無音になったのは素晴らしかった(答えは日本国内だったけど)。

ドラムの髭白さんは、せっかくかっこよく叩いた後に「かっこつけすぎだね」みたいに歌われてしまい、ギターの北島さんは「こういう風にからんじゃいけない雰囲気だけど行っちゃう」と促され、まさかの神田川…。そしてそれも歌うアッキー。
ミュージシャンの皆さんは大変だったと思うが、人となりがなんとなく見えてきて、とても楽しい即興パートだった。

そのあとは、急遽セットリストに追加したという「僕こそ音楽」。先日のTV「人生イロイロ超会議SP」で井上芳雄さんと歌ったあれの反響が、かなり大きかったらしい。やっぱりゴールデンタイムの地上波はすごいね。

番組内で流れたアッキーを紹介するVTRが、とても丁寧に作られていて感動したそうだ。確かに短い時間ではあったけど、有線の新人賞を取ったときの映像まで入っていたものね。
その番組のおかげで、私たちは今日のコンサートでもこの歌を聴くことができてラッキーだった。

最後は「Family」でしっとりと余韻を残して終了。
ああ今日もすごかったなーと思いながら、帰途に就く。霧雨が降っていたけど全然気にならず、傘を差さずに歩いた。


▼セットリスト
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ウィーウィルレットユーゴー
LISTEN
BRAND
恋のGPS
砂のロープ
White Shiny Street
I WILL GET YOUR KISS
別れるときに思うこと
Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
粒子
SAVE OUR SOULS
相対性理論
WHAT ARE YOU AFRAID OF
China Girl
音楽が消えることのないDANCE FLOOR

◆アンコール
即興・メンバー紹介(今日何してたの?+神田川)
僕こそ音楽
Family
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