鮎湖のほとりでひとりごと

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zoom RSS レ・ミゼラブル(1)

<<   作成日時 : 2017/06/02 23:59   >>

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2017年6月2日(金) 13:00〜 (帝国劇場)
福井晶一さん、川口竜也さん、二宮愛さん、松原凜子さん、海宝直人さん、生田絵梨花さん、橋本じゅんさん、谷口ゆうなさん、相葉裕樹さん 他

今期の『レ・ミゼ』を観てきた。

感想を書く前に、観劇前日に、今頃気付いたこと…。ファンテーヌの役名。以前は「ファンティーヌ」だったのに、いつの間にか「ファンテーヌ」になっている!

2003年版のCDではまだ前者で、2005年のチラシでは後者になっているから、もう10年以上「ファンテーヌ」なわけだ。他の人の感想を読むと当然ながら「ファンテーヌ」と書いてあって、なんでみんなこう書くんだろう?と思っていた。…思い込みって怖いわ〜。でも、どうして変わったんだろうなぁ。

ということで、気を取り直して(笑)感想を。

新演出版を観るのは三回目。盆が回らないことにも、ようやく慣れてきた。作り込まれたセットは、開演前から気分を盛り上げてくれる。

今日は前方の下手側、ほとんど壁とお友達な席だった。袖のステージは、バックステージと繋がっているのか、静かなシーンで何かザワザワと聞こえてきた。そこに乗せられていたスピーカーも何かに共鳴していたようでゴニョゴニョ言うときがあって、少々気持ち悪かった…

新演出版のセットは密度が濃いので、ほぼ端の席からだと見にくい、もしくは見えない場面が結構多かった。舞台上にたくさん人がいるシーンでは、今誰が歌っているのか見失いがちだった。顔が見えていればそんなこともないのだろうが、後ろ姿とか、誰かの陰になっていたりするとなかなか厳しい。アンサンブルさんも声だけで判別できるほど、通い倒していないので

それから、「ラブリィ・レイディ」の後、ファンテーヌがジャベールにあれこれ言われているのをバルジャンが見ているところとか、バリケードでエポニーヌが撃たれるところも見えなかった。何だか、豊洲の回る劇場みたい…。遠くてもなるべく中央寄りで観た方がよさそうだ。S席なのにこんなに見切れるとは思わなかった。

既に観た人の意見に、照明が暗すぎるというのが複数あったが、問題は明るさよりも当て方にあるのではないかと思う。狙ってそうしているのだろうが、顔に照明が来ないシーンが多いのだ。ステージ奥から横向きに当てるとか、逆光ぎみに当てるとか…。だから、10列目以内の席なのにオペラグラスを使わないと表情が見えないという状況が、しばしば発生した。いいんだろうか、あれで…。

その一方で、効果音にはこだわりがあるらしく、バリケードの戦闘場面でヒュンヒュンと弾が飛び交う音がしていた。耳元を弾が通り過ぎているみたいで、あまりいい気分ではなかった。スピーカーに近かったからだろう。

音楽は、やっぱり以前より楽器の数が減ったように感じられる。聞こえる音が違うんだよねぇ…。前二回で感じた冒頭部分の音の軽さは今回気にならなかったが、全体的なサウンドにはまだ違和感がある(実際は何も変わっていなくて、私の思い違いかもしれないけど)。

歌に関しては、今日は音を外す人が何人かいた。プリンシパル、アンサンブル問わず。そして、音は外さなくても、歌い方が(音符の伸ばし方とでもいうのか)違う人が、ものすごくたくさんいて、これまたびっくりした。今まで、♪〜〜♪♪〜〜♪だったのが、♪〜♪〜♪〜♪になってる、みたいな。

冒頭の囚人ソロなんて、いきなり聞いたことのないメロディーで歌い始めたので、もう仰天。どうなっちゃってるの?今日のが譜面に忠実で、今までのは各人のアレンジだったの(んな馬鹿な…)?え、私の耳がおかしいの……?

テンポもものすごく速かった。欧米人は余韻よりもオケの残業時間の方が気になるのだろうか。新演出になっていろいろ端折られたが、今回更に一曲ごとの時間も削られたようで、ほんとにどんどん進む。かと思えば、「Red and Black」の後みたいに妙に間がある曲もあって変(ここの間はもともと長めだったのだが、他が忙しいので余計に目立つ格好に)。バルジャンが歌い出してから音楽が出るような曲は、ちゃんと役者の演技の間が取れるのでよかった。

キャストはお初の人が多かった。

ジャン・バルジャンの福井さんは、この役で拝見するのは初めて。慈愛系バルジャンになるのかなと思っていたら、意外と力強いちょっと厳しい感じのバルジャンだった。でも最後、マリウスにコゼットを託した後、彼を見送るほっとしたような優しい表情が印象的だった。歌はさすが。

ジャベールの川口さんは、生真面目な感じでジャベールらしいジャベールだと思った。バルジャンとの掛け合いの歌は、お二人ともずっしりとしたお声なのでとても迫力があった。
ジャベールが市長になったバルジャンと会話した後、ビシッと姿勢を正してから去っていく演出が好きだったのだが、今のはそれがなくてさみしい。

ファンテーヌの二宮さん。ん〜…発声が舞台向きじゃないような…。そして、まだ歌う方に精一杯な印象を受けた。頑張って!
あと、演出で彼女が病気になっているという描写がなくなっているから(以前は段々弱っていって、咳もしていた)、なぜいきなり死ぬのかわからん、という感じなのが残念。バルジャンの「病院にいる」というセリフもないから、そもそもどこにいるのか理解できない人もいるのではないだろうか。

エポニーヌの松原さん。ものすごい、力強いエポニーヌだった。強がっている部分はいい感じだったが、もう少し切なさとか弱さが歌にも表現されるといいなぁと思う。

マリウスの海宝さん。颯爽として、でもちょっと坊ちゃんぽいところがマリウスらしい。歌の安定感は抜群なので安心して聴くことができるが、カフェ・ソングはもうひと押しかな。あの歌って、本当に難しいんだな。

コゼットの生田さん。かわいい。あの、イケイケ姉さん風(笑)の衣装を着こなせちゃうのがアイドル力か。そして、マリウスとの並びが麗しくて大変よろしかった。
歌は、声はとてもきれいだが、もう少し声量がほしいところ。でも、歌詞も聞き取りやすくて今後に期待できる。見せ場の高音が、一回外れちゃったのが残念だった。

テナルディエの橋本さん。すごく似合っていた。あんまり悪党感はなくて、受け入れやすいテナルディエだったように思う。違和感がなさすぎてびっくり。

マダムテナルディエの谷口さん。迫力あったわ〜。コゼットでなくてもビビります(笑)。テナルディエとの並びもバランスがよくて、宴会乞食も楽しかった。

アンジョルラスの相葉さん。よかった!線が細いからカリスマ性が出るのか案じていたのだけど、しっかりアンジョルラスだった。歌も力強かったし、ウェービーヘアの美しいアンジョルラスだったのもよい。
でも、民衆の士気を「集めて」って歌っていたのが気になる…。「高めて」じゃないのか?歌詞変わったのだろうか。

ガブローシュ(大西統眞さん)もリトルコゼット(岡田奈々さん)も、しっかり演じていてプロだった。


なんだかんだと文句も書いたが、やっぱり「ワン・デイ・モア」やエピローグは感動する。休憩時間に学生さんが「これでレ・ミゼラブルは終わったの?」と話していたけど、わかる気がする。一幕終わると、「観た〜〜〜」って気になるよね。

まっさらな気持ちでこの作品を観たい、と最近よく思う。思い入れが強すぎて、邪念だらけで…。困ったものだ。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
ごめんなさい、度々お邪魔して。
2日に行かれたのですね。私もK列で観てました。
(お会いしたかったなあ)
新演出は時間を3時間でまとめてしまったため、余裕がなかったですね。アレッここで?とか、あれなんか忘れてる?とか間が開いちゃた感が何か所かありましたね。そしてまだまだ開幕したばかりでいっては何ですが、新人さんが力はいりすぎなのかな。
この次はいつですか?私は来月7日までありません。。。
レミゼが残念な分パレードは素晴らしかったです。。。
T
2017/06/03 18:43
Tさん☆
マチネでしたか。「ソワレかな〜どちらかな〜?」と思っていました。
今日久しぶりにロンドンオリジナルキャスト版CDを聴いてみたら、ガブローシュの今はないナンバーなどがあって懐かしかったです。曲もゆったりしていて…。

次は、実はすぐなんです。いろんなプレイガイドで申し込んだもので、あれれという感じです…。
ぽこ@管理人
2017/06/03 21:14
マチネなんですよ〜おなじですね、福井さんの歌は圧巻でしたね^^
受付に報道関係者用のがありましたね。G〜H列辺りに関係者らしい年配の男性のご一同がいましたよ。
ガブローシュ君上手でしたね。数年前の清史郎君みたいで、かわいかったです。。。じつは私28日にも行ったのですが、初めての相葉くんを見ましたが、数日で進歩していたので、どんどん他も修正するかも?期待してくださいね^^
T
2017/06/03 21:30

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